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プラスチックごみ削減に関する当社の考え方

昨今海洋汚染に端を発しましたプラスチックゴミ削減問題が、連日新聞テレビなどで取り上げられております。
プラスチック商品を扱います当社として、これらの問題にどう取り組んでいくのか?
ハウスホールドジャパン株式会社の考えと取り組みを下記にまとめてみました。

① プラスチックゴミの削減

まずなぜプラスチックゴミを削減する必要があるのか?

理由1 プラスチックゴミによる環境汚染

  • 自然環境への投棄により動植物の誤飲が発生。(分解されず体内に蓄積)
  • 紫外線などにより細分化されたマイクロプラスチックによる環境汚染

理由2 プラスチック製造過程で排出されるCO2による温暖化

これらの課題に対して一つずつ検証していきますと、

自然環境への投棄により動植物の誤飲が発生。(分解されず体内に蓄積)

 海洋汚染で言えば、年間1000万トン以上のプラスチックゴミが海洋へ流出していると言われています。
そのうち、中国とインドで50%以上を占めています。
よってこの問題に対しては、日本だけで対策を行っていては全くと言っていいほど意味が無く、世界各国の人々に対して、プラスチックゴミを捨てない、と言う意識の変化を求める必要があります。
経済面、教育面で色々と課題は多いと思いますが、企業が拠出した資金をそのような啓蒙活動に活用するのも一つの方法だと考えます。
また日本がこの取り組みでリーダーシップを取ることも重要だと考えます。

紫外線などにより細分化されたマイクロプラスチックによる環境汚染

 この問題の解決策も、上記と同じプラスチックゴミを投棄しない、と言うことにつきると思います。

プラスチックは紫外線等により細分化していきます。但し目に見えない大きさになってもプラスチックそのものは分解されません。

プラスチック製造過程で排出されるCO2による温暖化

 この問題はやはりプラスチックの使用を減らす事が最大の解決策です。ではプラスチックを減らす為にはどうするのか?
ポリ袋メーカーとしての提案は、”袋の厚みを見直しませんか”です。今ご使用の袋よりも少し厚みを落とすことで使用上問題が無ければ、厚みが薄くなった分がそのまま、CO2削減に繋がります。厚みを20%落とせば、当然CO2も20%削減します。
更に言えば、袋のゴミも20%削減となります。

② プラスチックから代替素材への課題

ポリ袋から紙袋への切り替え

 プラスチックゴミ削減の一環として、ポリエチレン製の袋から紙袋への切り替えが行われてきています。
しかし、紙袋への切り替えによるデメリットも存在します。例えば、古紙の問題。紙袋に古紙を使うので森林伐採にはつながらない、と言う意見も有ると思いますが、今後古紙の使用が増えることにより古紙が枯渇していきます。以前コピー用紙でも有りました古紙偽装問題が出てくるのは容易に想像出来ます。そうなればパルプ製造のために森林伐採が加速していきます。また現在包装資材の大半は海外、主に中国、東南アジアから輸入されます。紙袋もほとんどは船に乗って海外からやってきます。
同じ枚数の紙袋を輸入するのに実は、ポリ袋と比較して約7倍の容積が発生するため、7倍の海上コンテナが必要になります。これは、例えば1隻の船にポリ袋を満載した場合、同じ枚数の紙袋では7隻の船が必要になると言うことです。
一見環境に優しいと思われますが、紙袋にすることで物流面では7倍のエネルギーを消費します。

植物由来原料(バイオマス原料)の使用

 植物(さとうきび・芋類)から製造される植物由来のプラスチック原料を使用する動きも盛んになってきました。
レジ袋などでは、植物由来原料○○%配合などと言った表記も見られますが、果たして植物由来原料の使用がプラスチックゴミ削減の切り札になるのでしょうか?当社の考えはNOです。それは植物由来原料を用いても、プラスチック自体は何ら変わらず、自然界に投棄されれば分解されずに残ります。また、アフリカなどの国々で貧困が原因で食物が十二分に食べられない人々が大勢いるなかで、果たして植物からプラスチックを製造する意味があるのでしょうか?

生分解性プラスチックの使用

 自然環境への投棄の解決策として、生分解性プラスチックも良く聞くようになりました。生分解性プラスチックとは、プラスチックを土中の微生物が作用しプラスチックを分解し、マイクロプラスチックによる環境汚染を防ぐというものです。
但し、現在の生分解性プラスチックは限られた条件下でしか分解せず、海洋投棄された場合は全く分解しません。
またほとんどのゴミを埋め立てる欧米と異なり、プラスチックゴミを焼却処分する日本では、生分解性プラスチックの使用は果たして必要なのか?と疑問が生まれます。

③ HHJが考えるプラスチックゴミ削減、CO2削減へのアプローチ

リサイクル・リユース

みなさんがスーパーマーケットへ買い物に行った際、入り口に食品トレーを回収するボックスを見かけることが有ると思います。
これはある食品トレーメーカーが独自に行っているしくみで、使い捨てのトレーを消費者に洗って貰った物を回収し、再生原料として再利用するものです。これにより大きくバージンプラスチック原料を削減出来、同時にプラスチックゴミの大幅な削減、CO2削減に繋がっています。当社もこのリサイクルはプラスチックゴミ削減への一番の解決策だと考えております。
その為に、現在リサイクルを行えそうな製品(規格袋、レジ袋、チャック袋)については、リサイクルが出来るように袋本体にプラマークを印刷した商品を展開しています。

ポリエチレン袋の厚みの見直し

袋の厚みを落とすことはそのままCO2削減に繋がります。さらに、ゴミの削減にもつながります。今お使いのポリ袋の厚みより少し厚みが薄い袋を使ってみては如何でしょうか?
もしその厚みで問題が無ければ、コストも下がり、地球環境にも優しいと良いことばかりです。
当社では高強度のポリエチレン、メタロセンを用いた商品(MX、MT、MSシリーズなど)を多数展開しております。是非この機会にお試しください。

本当のエコ素材商品の展開

ハウスホールドジャパン株式会社では、現在ポリ袋以外の商品として、サトウキビで出来た容器の展開を始めました。
この容器は、サトウキビを搾った搾りかすから作られており、従来はゴミとして捨てられていた物です。よって森林伐採などの環境破壊は一切ありません。また一部の紙製品のようにプラスチックシートでコーティングされておりませんので、万が一自然界に流出した場合でも完全に分解するため安心です。

以上が現在の当社のこの課題に対する考え方と、取り組み姿勢です。当社のような規模の会社でプラスチック素材そのものに革新をもたらすような技術はありませんが、まずは出来ることから取り組んで参ります。プラスチックを扱う会社として、社会に責任のある活動を行って参りますので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。